2023年度日本ゴルフ学会関東支部研修会第33回合宿セミナー報告書

文責:金子智昭(研修担当理事)



2023年度 研修テーマ:「ショートゲーム」

-コントロールショットによるアプローチ・パッティング-

日程:2023年9月6日(水)~9月8日(金)

場所:那須野ヶ原カントリークラブ

【第1日目】

9月6日(水曜日)

7:45 朝食及び打ち合わせ

8:30  集合、開校式 マスター室前 練習グリーン

 司会 新井 健之 理事長(高千穂大学 関東支部理事長)

支部長挨拶 舛本 直文 支部長

趣旨説明及び特別講師紹介

嶋谷 誠司 名誉教授(神奈川大学 ゴルフ部監督)

高丸 功 教授(学習院大学 研修部理事)

今回のテーマの説明及び連絡事項 金子 智昭 理事(日本プロゴルフ協会 研修部理事)

8:50コース実践(予約の関係でスタートを早めた)

那珂コース 高丸 功 特別講師

那須コース 嶋谷 誠司 特別講師

それぞれ、4ホールずつ帯同し、コースラウンド

途中雨により、中断及びリタイヤ(2ホール残し)があった。

14:00 実技演習

会場 浮間コース 演者:高丸 功 特別講師  司会:金子 智昭 理事

「グリーン面のコンディションをよく考慮して、転がすのか、浮かせて寄せるのかを判断することが重要です。」と、ショートゲームに関する具体的なアドバイスと共にレッスンをする高丸 功 特別講師。

【第2日目】

9月7日(木曜日)

8:30 ショートゲームに関する特別講演

会場 コンペルーム 演者:片山 健二 顧問(日本ゴルフ学会関東支部顧問) 司会:新井 健之 理事長

(片山顧問による60分を超える熱血講義)休憩を挟むことなく最後まで熱のこもった講演をしてくださいました。ショートゲームに関する様々なテクニックをご紹介くださり、最後に「愉快な仲と共に『健幸』で豊かなゴルフライフを満喫することを期待しています」と締め括った。圧巻でした。

グリーンの傾斜などを見極めるスキルについて、錯覚や細かい起伏を確認するポイントを教えてください。

との質問に、「グリーンにおけるアンジュレーション、特に一番高いところを見極めることが重要なポイントです」と答えている片山 健二 顧問。

時間が少し押したため、

10:10実技講演(浮間グリーンそば)

演者:嶋谷 誠司 特別講師   高丸 功 特別講師  司会:新井 健之 理事長

嶋谷 誠司 特別講師の実技講演は、コースにメジャーを設置して、感覚的な尺度と実際の距離との違いを明確に体験する非常に珍しいワークショップとなった。

(コースにメジャーを設置するために、コースを貸切り、コース側に了解を得た上で行っております)

雨に濡れた砂でのバンカーショットを教授する高丸 功 特別講師。

12:20 シンポジウム「ショートゲーム」

シンポジスト: 嶋谷 誠司 特別講師  高丸 功 特別講師  金子 智昭 プロ(日本プロゴルフ協会)

「ショートゲームのスキルを確実に高めるために、ショットの打ち分けを明確に意識できる動きを覚えましょう」とレッスンの現場の様子を交えながら、説明する金子 智昭 プロ。

ショートゲームの考え方について、過去の名プレーヤー、ゴルフ界の偉人の書籍や言葉から、現代のゴルファーにも通じる教訓を読み取ることの重要性を語られる高丸 功 特別講師。

フィニッシュとなるパットから逆算をして、どこに止めるかという観点を意識した、戦略の立て方について解説をする嶋谷 誠司 特別講師。

13:50 コースレッスン付きハーフラウンド

グリーンやショートゲームから逆算したティーショットの考え方についてレクチャーする高丸 功 特別講師。

18:30 夕食

会場:ホテル花月

【第3日目】

9月8日(金曜日)

8:00 研修 「ショートゲームの実践研修」

台風接近による雨のため、ハーフラウンドで終了となった。

11:00 総評及び閉講式 司会:新井 健之 理事長

今後の課題について、「参加する際に予習を入れることでより深い学びが得られるようになる」と合宿の発展的な展望を語る嶋谷 誠司 特別講師。

「ショートゲームに限らず、全てのショットにおいてどれだけ自分の思い通りにボールをコントロールできるか、という観点で反復練習を重ねることが重要」と語る高丸 功 特別講師。

「今回の学びをメモするなり、早速実践で試すなりして、自分の糧にすることが大事だと思います」と、アウトプットの重要性を語る舛本 直文 支部長。